偏平足とは、足裏のアーチ(土踏まず)が潰れ、地面に接してしまっている状態。
特に内側縦アーチの低下が顕著です。

※(画像はネットより拝借)
偏平足の主な特徴
分類 | 特徴 | 備考 |
---|---|---|
先天性偏平足 | 生まれつきアーチが形成されない | 稀で重症化することも |
後天性偏平足 | 加齢、筋力低下、動作のクセで形成される | 成人の多くはこれ |
可動性偏平足 | 立位で潰れるが、座位ではアーチがある | 筋力や使い方次第で改善可能 |
固定性偏平足 | 座っていてもアーチがない | 関節変形や癒合が関与しやすい |
症状・影響
- 足の疲れやすさ、だるさ、痛み(特に内側縦アーチ周辺)
- 足底腱膜炎、シンスプリント、外反母趾などのリスク増加
- 膝や股関節、腰の痛みの原因になることも(アライメント異常から)
- スポーツでは推進力・バランス力が低下しやすい
原因
- 足内在筋の機能低下(指が使えていない)
- 長時間の立ち仕事・柔らかい靴・過剰な衝撃
- 体重増加・肥満
- 加齢・関節の変形(変形性関節症など)
- 動作のクセ(踵が内側に倒れる=過回内)
足の使い方ひとつで、全身のバランスや姿勢は大きく変わります。
当院では、その根本となる“足”に着目し、
姿勢改善と動作の再教育(アシトレ)を重視した治療とトレーニングを行っています。
